デスマーチから生還しました。
こんばんは。
本業の引き継ぎと引っ越しのW攻勢を生き抜きました、あわ子です。
今回の記事は、今後新生活や転勤などで引っ越す予定のある方の役に立てるようにという目的で書きました。
少しでも何かの参考になれば嬉しいです。
デスマーチに至るまで。
それまで何とか最低限の生活レベルは保てていましたが、11月末に退職されたベテランスタッフの業務引き継ぎと、重ねて引っ越しも同時期にぶち込んでしまった私。
完全なるデスマーチが見事に練り上げられてしまいましたが、恐らくこのタイミングでないと環境を変えるのも難しかったと思うので、結果良かったんだと思います。
以前22時過ぎに自炊で夜遅帰宅民の食卓云々といった記事を書いていましたが、引き継ぎ以外にも業務量が増加してしまい、とてもそれどころではない帰宅時間になってしまいました。
そしてそれから夕食(むしろ夜食)。翌日はまた出勤。
それが連勤中続いて、休日は半死半生になる日々。
流石に生命活動の危機を感じざるを得ませんでした。
引き継ぎは11月末までとは言え、結局それ以外に増えている業務が元の量に戻るor減る未来が思い描ける状況では今でも無い。
一念発起に近い勢いで、職場に近い場所で新居を探し始める事にしました。
引っ越しだ!
早速いざ住む所を探そうと賃貸アプリで条件を入力して検索するものの、土地勘がある訳でも無いので、場所がなかなか絞り込めませんでした。
が、以前一緒に働いていた先輩が飲食店を経営していた地区があり、2度ほど出向いた事のある所が、治安も良さそうだし暮らしやすそうかな~と思ったので、一旦その近辺で探してみる事に。
ところで私が物件を探し始めたのは9月末。
引っ越し予定が11月末。
一度『良いな』『素敵だな』と思った物件で問い合わせてみたものの、掲載されている物件は最低でも翌月末(つまりこの場合だと10月末)に契約して欲しい物件という返答が来ました。
(そりゃそうだよな。早過ぎるよね…。こんなに素敵な物件なんだし、他に住みたい人がいるかもしれないのにキープしておいてくれなんて言えないよね。空家賃払うのも違うし…)とモチャモチャ考える私。
「分かりました。またご縁があったらよろしくお願いします」と大人しく諦めて引き下がろうとしたら、「お待ち下さい!!」とばかりに引き止められました。
まぁ折角の顧客チャンスを逃したらという事なのは勿論分かってますが、土地勘も何も無い私にとっては渡りに船。
そこから私と不動産屋さんのメル友生活が実店舗来店日(10月半ば)まで続きます。
物件でこだわりたい条件や予算、土地柄の希望まで、細々とすくい上げて頂きました。
私が探そうとしていた地区について教えて頂けたり、アプリやネットで掲載されている物件以外にも何件か当てはまりそうな住居を紹介して貰ったり、色々親身に相談に乗って頂けて本当にありがたかったです。
「それ以外にも見てみたい物件があれば教えて下さい!」との事だったので自分で探してみた郊外の物件と、多少日数は経っていたものの最初に問い合わせた物件もダメ元で見てみるだけ見てみたいとお願いしました。
4件見に行きました。
結局4件内覧に行かせて頂き、新居が決定しました。
その日の12時30分に不動産屋へ行く予約で、実際18時30分の閉店間際までずっとお付き合い頂きました。
旧居を契約した時には3件内覧したので、なかなか強行軍だったと思います。
本当に不動産屋さん、お仕事なのは分かってますが、それでもありがとうございました!
重要説明会もzoomの時代
旧居に住まう時は多分その場か別日でサラッと終わった重要説明会が、コロナ禍からの影響かzoomで行われました。
非接触の時代…!
不動産屋さんへ行った日の最後に「重要説明会はzoomで大丈夫ですか? LINEの方が良いですか?」と聞かれて、まざまざと実感しました。
資格の所持が必要である事も察しましたが、何より非接触推奨の影響を目の前にした驚き。
驚いたのと、物件が決まった喜びで高揚したままの勢いで、友人にLINE電話で1時間ほどずんずん歩きながら話し込んだほどです。
自分の周りで見える範囲の社会しか知らないから、こういう驚きに出会うんだなぁ。
勉強になりました。
物件が決まってからが始まりだ。
物件が決まって、不動産屋さんから送られてきた書類の数々に署名捺印…するも、引っ越し業者の手配や新居の保険加入、様々な住所変更の届出も去る事ながら、何より旧居の掃除・片付けが最大の壁となって立ちはだかりました。
ネットで『引っ越す時、旧居の掃除はどこまで必要か』など検索してみたりしましたが、それまで約8年間住まわせて貰ったので、せめて出来る限りは…と帰宅後や休日にチマチマ掃除を続ける日々。
引っ越し業者の手配までなど当然追い付かず、不動産屋さんが提携している会社にお願いする事に。
甘えられる所は甘えておかないと、状況は逼迫するばかりです。
流石に保険などは、自分の財政状況だったり元々加入していたりという環境も各々あると思うので全ては任せられませんが、提携サービスを利用して自分の負担を減らす事も大切だと学びました。
全然ゴリ押しなどもされなかったし、何なら不慣れ故の戸惑いなども素直に伝えれば分かりやすく説明して貰えたので、むしろ有り難み全開です。
大手業者が良いのか中小企業の業者が良いのかなんて判断つかん。(^^;
大まかな料金形態も教えて貰って、私は中小企業の業者をお願いしました。
ひとり分の引っ越しで、しかも旧居(2LDK)から新居(1K)なので、大分モノを減らさないと入り切らないのは火を見るより明らか。
約8年間の生活に寄り添ってくれたガスコンロやテーブルセットやカラーボックス、パイプベッドにも別れを告げました(ガスコンロ以外は粗大ごみ)。
当時友人と一緒にホームセンター巡りをしたのも良い思い出です。
迎えた引っ越し当日てんやわんや
梱包も掃除も追い付かないなりに何とか頑張って迎えた引っ越し当日の11月末。
この日は運搬と搬入、新居などの契約開始のみをゴールにしました。
残った掃除や旧居の契約解除は翌日に回せば、分割する事で負担を半減させられると思ったのです。
が、事態は思わぬ方向に転がってしまいました。
引っ越し業者さんに来てもらう予定が14時~17時の時間帯だったので、それまでに何とか梱包を終わらせなければと焦りながら作業していた私。
ちなみに前日まで普通に4連勤だったので、新居のカギは朝イチで不動産屋へ受け取りに行きました。
12時を過ぎた時に、知らない番号から入電が。
引っ越しの関係で知らない番号からの電話が多くなっていた時期だった事もあり、(どこかの業者さんかしら?)と怪訝に思いながらも出たところ、やっぱり予定の引っ越し業者でした。
「予定の繰り上げがありまして、12時半には伺えるんですが」
という打診だったのですが、それは梱包が間に合っていない当時の私にとっては地獄の申し出。
震える声で「実は梱包がまだ間に合ってなくて…」と正直に伝えて、当初の予定通りの時間に来てもらえる事になりました。
とは言え繰り上げがあったという事は、14時になったらすぐにピンポンされてしまう可能性大。
それまでにも増して作業スピードを上げるものの努力も虚しく、まんまと14時キッカリにインターホンが鳴らされてしまいました。
崩れ落ちそうになりましたが、最初にお願いした時間に間に合わせられなかったのは自分なので、諦めて運んでもらう物を説明しつつ運搬を始めてもらいます。
冷蔵庫や洗濯機もサクサク運んでしまうお兄さん達と相反してモタモタと梱包を続けましたが、遂にあらかじめ送られたダンボールを1つだけ残して完了という事にしました。
正直完了とは言い切れなかったのですが、後は手持ちで運び込めるという非常に安易な目測を立ててしまったんです。
とにかくその場はそこから新居へ向かいました。
(カギを開けないと業者さんも入れませんし、更にガスの開栓の立ち合いも予定していたので。)
荷物の運搬・搬入とガスの開栓立ち合いは無事に終わりました。
洗濯機の設置もしてくれて、引っ越し業者のお兄さん本当にありがとう。
でも旧居の片付けはまだまだ残っている現状なので、引っ越し業者のお兄さんにもガス会社のおじ様にも気の毒がられましたよ…。
「また戻って片付けて、それからまたこっち来なきゃいけないんだ」とか、仰る通りですよ、もう。
残り1割の大きさ
さて、その日は不動産屋(新居の鍵受け取り)に始まり梱包などの移動に次ぐ移動で疲れ切っていたので、一緒に運搬されたマットレスとブランケット、掛け布団だけを荷解きして新居で休みました。
新居1日目は慣れずに眠りも浅く、深夜に度々目覚めてしまう有様でしたが、何とか。
翌日は退去日で、16時の予定でした。
午前中は出来るだけ休んでいたかったものの、昼前には旧居に到着して片付けと掃除を開始。
ココで目算を誤っていた事が発覚します。
残り1割、全然手持ち出来る量じゃない。
普通にダンボールに収める量でした。何なら2箱分ぐらい。
数往復すれば運び切れない量ではありませんが、そうなると確実に退去が遅れます。
床の掃除も追い付かない中、無情にもインターホンが鳴りました。
玄関前にいたのは当然管理会社の人で、契約した時にも挨拶に来て下さった方でした。
今度は「掃除が追い付いていなくて…」と正直に話したところ、あっさりと翌日に退去日をズラす手配をしてくれました。感謝感激。
車も売る予定だったのですが、こんな調子では大事な行動手段を減らすリスクにしかなりませんので、予約を入れていたカーショップにも電話で事情を説明。
こちらもスルッと変更して貰えたので、有難みを噛み締めつつ、片付け再開。
本当に車に積み込む量が残っていました。
ただ引っ越し業者さんに運ばれた9割は相当大きかったので、そこは助かりました。
勿論捨てられるモノはエコステーションなどに運んでたんですけどね。
結局車を残していたおかげで、最後は自力で運び込む事が出来ました。
片付けとゴミ捨て自体に時間が掛かっていた為、夜間の運転で新居へ。
車で新居に向かうのは初めてだったので、マップアプリのナビゲートを頼りに絶対安全運転です。
電車での往復もですが、車でも片道1時間は見ないと行けない距離。
しかも新居は駐車場が無いので、旧居に帰宅か有料駐車場に停めなくてはいけません。
走りながら悩んでいたのですが、ぶっちゃけその時点で新居付近の有料駐車場の場所も、そこから新居までの道順も知らないんですよね。
(近所の方や道行く人に怒られたら謝ろう)と思いながら、新居前に一時停車させて荷物を運びこみました。
持ち物をほとんど全て新居へ収める事は出来たものの、一晩有料駐車場へ停めるか、それとも旧居へ戻ってそこから電車で再び新居まで戻るか。
無理して運転せずとも普通に停めれば良かったのかもしれませんが、ケチケチ根性を発揮してしまった結果、運転して旧居へ戻る事に。
間に合えば終電で戻って来れるという計算だったのですが、結局終電には間に合わずにほぼ車中泊しました。旧居の駐車場で。
スーパー銭湯で生き返る。
車中ではずっとラジオを付けていたんですけど、やっぱりラジオも面白いな~と再確認しました。
明け方の4時から何故かベランダが明るくて奇妙に思っていたのですが、ちょうどワールドカップだったのを朝のニュースで知りました。(^^;
そりゃリアルタイム勢多いですよ。日本VSスペイン戦でしたしね。
ところでそんな風に無事朝を迎えられた訳ですが、当然お風呂に入れていない訳ですよ。
ガス止まってますから。
そこで前から気になっていた隣町のスーパー銭湯へ朝から行って2時間堪能して、更に館内モーニングまで堪能してきました。
知識を持ってからのサウナ初体験で5分程ですぐ出てしまいましたが、薬草サウナは最高でした。
食事や館内の空間も凄く良かったので、住んでいる所は離れてしまったけれど是非また行きたいです。
いざ再び戦場(掃除)へ
意地でも昼過ぎまで過ごしてやる…と全力でエネルギーチャージして、ピカピカの状態で旧居の掃除再開。
モノが無くなったので、ようやくフローリングや畳の掃除に着手できました。
クイックルワイパー(ふわふわドライシート&ストロングウェットシート)、本当にありがとう…。
水回りって何であんなにガンコな汚れしか無いの…?
メラミンスポンジがすぐボロカスになるんだけど…。
まさか今から掃除道具の買い出しに行く訳にも行かず、時間までひたすら手元にあるアイテムで掃除しまくっていました。
何とか…何とかギリギリって結果でしたかね…。
用意していた45リットルのゴミ袋が足りなくなりそうになった時は流石に危機を感じましたが。
更に翌日が可燃ゴミの収集日だった事も功を奏して、最後には狂ったようにゴミ出ししてました。
最初から敷金が返ってくるとは微塵も思っていませんでしたが、せめて補修金が出ませんようにと祈るばかり。
ちなみに管理会社のスタッフさんは前日の見知った方とは違う方だったのですが、『物件の破損はされていない』という事で、当初保証金として支払っていたお金(手数料以外)が返って来ました!(驚)
破損していなければ戻ってくるお金って、敷金だけじゃないんですね(もしかしたらその一部だったのかもしれないけど)。
ありがたく今回の引っ越し費用の一部に使わせて頂きました。
車とのお別れ
管理会社の方の退去立ち合いを経て、やっと予約していたアップルへ向かう事が出来ました。
自分でローンを組んで約10年間乗り続けた車だったので、思い出も愛着もある車でしたが…。
ともあれその場でスタッドレスタイヤと共に引き取って頂き、ついでに厚かましくも最寄り駅まで送って頂きました。
お仕事中にすみませんでした。足が徒歩以外に無くて…。
この時点で両手は貴重品のみを入れたバッグ以外にも、掃除用具や外しそびれていたカーテン等で埋まっています。
それでも何とか両手で持てる量。電車でも運べました。
やっとの思いで引っ越しゴール!!(感涙)
新居に辿り着いた時にはヘロヘロでしたが、翌日からはまた仕事が始まります。しかも4連勤。
出勤経路も全く違うものになったので乗換案内アプリで調べてアラームをかけ、即座に必要になる物以外は取り出さず、シャワーだけ浴びてすぐ横になりました。
ここまで読んでくれてありがとうございます!
まとめ
- 物件探しや運搬はプロに相談するのがベスト。ただし加入保険など紹介されるオプションについては吟味が必要な場合もあります。
- 掃除は日頃から少しずつやっておいた方が吉。3連休取っててもギリギリ間に合うか位でした。
- 自分の思った以上に私物があるという認識が必要でした。
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